🎬 ひとことで言うと
チェ・ジウの無駄遣い。映画が訴えかけてくるものは何も無い、「意味のなさ」を突き詰めた不条理オムニバス
🔍 作品の特徴と評価が割れる理由|どんな映画なのか?
本作は、女性連続殺人事件に揺れるソウルを舞台に、交錯する6人の日常を描いたオムニバス映画だ。
最大の驚きは、あの『冬のソナタ』のチェ・ジウが、50歳目前(撮影時49歳前後)にしてこの奇妙な作品に出演したことだろう。
彼女の美しさは変わらず画面に華を添えてはいるものの、作品そのものは極めてドライで、ただ不快な人間模様を並べただけの内容だ。
本作が「覚悟が必要(💀 ★2)」とされる理由は、あまりにも中身が空っぽである点にある。
1日目から3日目へと時間軸をシャッフルして物語は進むが、そこにスッキリするような伏線回収や社会への提言などは一切ない。
「これをよく映画にしたな」と呆れるほど、ただ「人の怖さ」をぶつ切りに並べただけの不条理劇であり、観終わった後に何も残らない(💀 ★2)。
⚔️ キャスト・演出の見どころ|チェ・ジウの起用と「のぞき魔」の皮肉
「チェ・ジウもよくこれに出演したな」という戸惑いが、鑑賞中ずっと付きまとう。
彼女ほどのスターを起用しながら、映画としての盛り上がりや教訓を一切排除した構成は、ある意味で贅沢な無駄遣いだ。
全6章の中で、唯一エンタメとして成立しており、面白さを感じられたのがチャプター5の「のぞき魔」のエピソードだ。
この章だけは現代的な「人の怖さ」が凝縮されており、皮肉な展開に目が止まった。
しかし、他のチャプターは脈絡がなく、時間軸の交差も物語をいたずらに複雑にしているだけで、満足感を底上げするには至っていない。
🎥 演出と映像|心霊よりも怖い「虚無」という名のヒトコワ
映像の質感は綺麗だが、そこに込められた意図は極めて希薄だ。
心霊的な恐怖ではなく、ただただ「人間が不条理に壊れていく様」を見せつけられる。
突き抜けた多幸感……ではなく、突き抜けた「意味の消失」。
映画が完結しても、何かを学んだり、心を動かされたりすることは一切ない。
映画が訴えかけてくるものが何一つないという点では、非常に挑戦的(かつ視聴非推奨)な一作だ。
これを「ヒトコワ」として楽しむには、あまりにも物語としての芯が足りない。
🏆 総評|この映画が向いている人・向かない人
『ニューノーマル』は、どんなに中身がなくても
「50歳のチェ・ジウが綺麗ならそれでいい」
と割り切れる、極めて寛容な人向けの作品だ。
✔ 奇跡の50歳、チェ・ジウの現在の美しさをただ拝みたい
✔ 意味や理由を一切求めず、救いのない不条理な光景を眺めるのが苦ではない
✔ チャプター5「のぞき魔」の展開だけをピンポイントで確認したい
逆に、
✔ 映画にはしっかりとした脚本や、鑑賞後の明確な手応えを求めている
✔ 豪華キャストが無駄遣いされるような、中身のないオムニバスは耐えられない
✔ 時間軸をいじる構成には、それ相応の巧みな着地点を期待している
という人には、
「時間を無駄にしたと感じかねない、💀 ★2評価の困惑作」
という内容になっている。
⭐ prime-watch評価(10点満点)
チェ・ジウの美貌の維持:★★★★★★★★★★(10 / 10)
物語のメッセージ性 :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(0 / 10)
構成の巧みさ :★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2 / 10)
チャプター5の面白さ :★★★★★★★☆☆☆(7 / 10)
総合おすすめ度 :★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2 / 10)
👉 prime-watch総合評価:💀 2 / 10
※本作品はAmazon Prime Videoで配信中。プライム会員は追加料金なしで視聴可能です。
(視聴後の虚無感に耐えられる自信がある方のみ、再生してください)
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