映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は面白い?つまらない?正直レビュー|神村兄弟の衝撃と「生活のリアル」が交錯する、ゆるくて熱い異色作

映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は面白い?つまらない?正直レビュー|神村兄弟の衝撃と「生活のリアル」が交錯する、ゆるくて熱い異色作 映画

🎬 ひとことで言うと

「殺し屋業界の世知辛い『椅子取りゲーム』を、極上のゆるさとキレ味鋭い肉弾戦で描き出す異色の続編。」


結論:この映画(ドラマ)は面白い?つまらない?

池袋シネマ・ロサで『カメラを止めるな!』に次ぐ9ヶ月超のロングランを記録した前作から、さらなるパワーアップ(と脱力感)を遂げた第2弾だ。今作では殺し屋協会の内実がより具体的に明かされ、正規クルーとアルバイトという「格差」が物語の鍵を握る。

総合評価:🙂 ★6 / 10|格差社会を生き抜く殺し屋たちの世知辛い日常

本作が「🙂 ★6」とされる最大の理由は、物語の構成が対決に特化しすぎた点にある。ちさと&まひろVS神村兄弟という構図がメインのため、純粋なアクション映画としての疾走感を求める層には、前作に比べると少し物足りなさが残るかもしれない。

▶ Prime Videoで視聴する

※本ページはプロモーションを含みます。

基本情報

配信Amazon Prime Video ほか
公開/放送開始2023年3月24日(劇場公開)
上映時間101分
ジャンルアクション、コメディ、青春

あらすじと作品の特徴(ネタバレなし)

殺し屋協会に所属する、ちさと(高石あかり)とまひろ(伊澤彩織)。二人は相変わらずの金欠で、ジムの会費や教習所代の支払いに追われる日々を過ごしていた。

一方、殺し屋協会の「正規クルー」の座を狙う、神村兄弟(丞威・濱田龍臣)が動き出す。彼らは「ちさととまひろを消して、その空いた椅子に座る」という、殺し屋業界のあまりにも世知辛いリストラ計画を実行に移す。二人の日常と、生活を賭けた「椅子取りゲーム」が交錯する、脱力系アクションエンターテインメント。

正直レビュー:ここが良かった・悪かった

良かった点:神村兄弟の衝撃とハイレベルな格闘シーン

今作の敵である神村兄弟の配役は絶妙だ。兄・ゆうり役を演じる丞威(じょうい)のアクションは見応え十分で、伊澤彩織とのハイレベルな攻防は瞬き厳禁のクオリティ。そして、弟・まこと役を演じる濱田龍臣の「狂気と純粋さ」が混ざった怪演が、ちさととまひろの日常を鮮やかに脅かしていく。

気になった点:日常パートとアクションのバランス

今作の二人を動かす動機は、殺し屋としてのプライドよりも切実すぎる「金欠問題」だ。ジム会費の滞納やバイト代の未払いなど、生活のリアルが描かれるのは面白いが、その分アクションの総数が若干少なく感じられる場面も。バディの空気感は相変わらず素晴らしいが、物語のテンポや事件の規模を重視する人には、「前作の衝撃」には及ばないという印象になるだろう。

向いている人・向いていない人の特徴

向いている人

  • ちさととまひろの日常を、親戚のような目線でずっと眺めていたい人
  • 丞威や濱田龍臣といった、実力派の新キャラとの化学反応を楽しみたい人
  • 殺し屋業界のシュールな設定や、細かいサブカルネタを拾うのが好きな人

向いていない人

  • 前作を超える圧倒的なアクションの連続を期待している人
  • 日常パートの「ゆるさ」よりも、物語のテンポや事件の規模を重視したい人
  • 敵側に感情移入できず、主役二人の活躍だけを濃密に観たい人

深掘り考察:前作との構成的な違いと「神村兄弟」の物語

主役二人が「物語の脇役」に回るという大胆な構成の意図

前作が「ちさととまひろのアイデンティティ」を確立する物語だったのに対し、今作の真の主役は実質的に神村兄弟です。ちさととまひろは、神村兄弟が正規クルーを目指すという物語の流れの中に、いわば「高い壁(ラスボス)」として置かれているに過ぎません。この構成は、主役二人の活躍を期待するファンには物足りなさを与えるリスクがありますが、あえて敵側の背景を主軸に置くことで、殺し屋業界の層の厚さと、誰にでも代替可能な「組織としての冷酷さ」を浮き彫りにしています。

田坂守への「復讐」が二人のプロ意識に火をつけた瞬間

本作のクライマックスを動かす最大の動機は、金欠でも生活苦でもなく、自分たちの後始末を担う清掃員・田坂が重傷を負わされたことへの怒りです。ちさとがギャンブルで金を使い果たすようなグダグダな日常を送っていても、いざ「身内」が傷つけられれば、田坂からの正式な依頼として私情を超えた執念を見せる。この「プロとしてのケジメ」の付け方に、二人の殺し屋としての矜持が凝縮されています。

丞威と伊澤彩織が提示した「アクションの言語化」の極致

中盤からラストにかけてのアクションシーンは、前作の「勢い」を超え、より「技術の対話」へと進化しています。特に丞威のアクションは、単なる暴力ではなく、まひろの動きを瞬時に読み取り、最適解を出し合う「知的格闘」の域に達しています。このガチすぎる肉弾戦があるからこそ、日常パートの菅田将暉ネタなどの「ふざけたゆるさ」が死なず、映画全体のコントラストを鋭く保つことに成功しているのです。

総評:観るべきか迷っている方へ

殺し屋としての凄みと、年相応の女の子としてのグダグダ感。このギャップこそが本作の真骨頂であり、どこか憎めない敵キャラである神村兄弟との対比も面白い。バディの空気感を楽しみつつ、ここぞという時の「ガチのアクション」を待ち望める人には、安定して楽しめる一作だ。


※本作品はAmazon Prime Videoで配信中。 プライム会員は追加料金なしで視聴可能です。(殺し屋コンビの日常と銃撃戦が軽快に転がる、ゆるさとキレ味が同居した続編アクション。

[Amazon Prime Videoで『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』をチェックする]
※配信状況は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。


🎥カメラくん
🎥カメラくん

このシリーズ、いちばん初作の空気に近いのはドラマ版です。


🎥カメラくん
🎥カメラくん

このシリーズの“らしさ”は、1作目にいちばん詰まっています。

みんなの感想・考察

タイトルとURLをコピーしました